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南アルプス易老渡への道路事情

自転車で南アルプスをめぐる100名山の旅から帰ってきました。(サムネイル写真はクリックすると拡大します)

この晩夏から秋にかけて、光岳や聖岳へのアプローチに易老渡をご予定の方もお有りかと思いますので現地で得た道路情報をお伝えします。

 

中央構造線の断層:北川露頭

中央構造線の断層:北川露頭::国道152沿いには観察できる露頭が数か所在る。

国道152は中央構造線が彫り込んだ谷を走っているので周辺には不安定な地盤が多く、特に地蔵峠青崩峠は地盤変動が激しくて国道が断絶し、その部分を林道で繋いでいます。

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RIMG3163_convert_20090823150214.jpg地蔵峠の由来のお地蔵さま。


地蔵峠を下り5kmで「上村中・小」の信号、さらに3kmで上島トンネルです。

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この写真はトンネルの北側からのものです。トンネルのすぐ北側が上島のバス停で、易老渡への道はバス停横のT字型を西折してスノーシェードを通ってトンネルの上を通過します。



この易老渡への道が通行止(8月17日~11月30日)です


 


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RIMG3173_convert_20090827170032.jpg RIMG3174_convert_20090827170123.jpg
  これらは何れもトンネルの北側の道標です。右の写真の「登山者カード提出所、案内所  800m先」とある”レストラン梨元ていしゃば”の南隣のバス停・本谷口のことです。

 


RIMG3180_convert_20090827170352.jpg  トンネルを南に抜けた所のレストラン“梨元ていしゃば”の主人の話によると、「林道の崩落が大規模で、修復するには巨額の工事費が要るから、将来も修復は出来ない」との見通しでしたが・・・・・・・・・・・。

南に5kmほどの道の駅“遠山郷”(温泉がある)に併設された飯田市の案内所で、レストランの主人の意見を確認すると「改修工事は予定期間で完了し、その後は通行できる」そうだ。



RIMG3183_convert_20090827170536.jpgレストラン横のバス停・本谷口。登山者カードポストがあり登山情報はレストランの主人から得られるようだ。


工事期間中はトンネルから北に3kmの「上村中・小」の信号から東に入り、中立、上中根を経て本村で林道御池山線に入ることになります。

 



また、Touring Mapple などの道路地図では易老渡への道として、屋敷集落や本村などを通らずに遠山川に沿って北又渡までの道が表示されたものがありますが、”梨元ていしゃば”の主人によると、この道は途中で行き止まりになっているそうです。


出かける前には飯田市にご確認ください。

 

 

RIMG3203_convert_20090823150958.jpg 国道152にまつわる3つの峠の思い出は後刻レポートします。

                                            
 おわり

 

 

 

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勘定を合わせた北岳 自転車で100名山


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皆さんは北岳草を見たことが有りますか!?

私は、見ました。

その顛末を携帯からモブログします。


駒仙小屋のテント場では出会う人ごとに誰彼なく「今年は一体どうなってる!?」と連日の雨にうんざり。

駒仙小屋の表に貼られ週間予報には、明日は雨だが、明後日からは晴れ。北岳歩くときが晴天ならと、翌日は雨を我慢して仙塩尾根を歩いた。

両俣小屋にテントを張って、翌朝は野間乗越への急登もいとわず間の岳と北岳に向かった。間の岳は生憎の真っ白、コンパスが無かったら北岳の方向もままならない。

北岳小屋まで来る頃には北岳の山頂もガスの合間に見え隠れしだした。
この具合なら、山頂からは甲斐駒、仙丈、鳳凰三山の眺望も欲しいまま。勇んで急坂を登った。
登れば登る程、ガスがまとわり着いて、またも山頂は真っ白。

またも、北岳にやられた!と、今年の運の無さにぶつぶつ言いながら肩の小屋にテントを張った。

ところが、肩の小屋のテント場の一角に北岳草が咲いていた。これは山小屋が丹精して保護しているものだが、それにしても、幻の高山植物・北岳草に会えるとは!! 感激、感激。

連日の悪天続きにうんざりしている登山客に対して北岳草を見せてくれたのが、北岳のせめてものお詫びだったかも知れない。

それにしても北岳草に巡り会えたのも自転車で100名山を回った御利益だった。感謝感謝。

北岳草と白山イチゲの花は良く似ているが、葉っぱを見れば違いが一目瞭然だ。
北岳草の葉っぱは切り込みが細やかで、どちらかというと人参の葉っぱの様にみえる。白山イチゲは切り込みが大雑把である。

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tag : 北岳仙丈岳甲斐駒岳間ノ岳北岳草白山イチゲ両俣小屋

仕切り直しの自転車で100名山


今度こそ「梅雨明け」を信じて、自転車で100名山の再チャレンジ南アルプス旅を携帯からアップします。

今年の梅雨明けは関東が一番早く、喜ん出発したが予報が大外れの大雨続き。

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結局、登れたのは鳳凰三山だけで、登山は打ち切って

RIMG1823_convert_20090825070953.jpg 御座石鉱泉に下山するとデポした自転車は

RIMG2371_convert_20090731102012.jpg 前後共にパンクさせられていました。大ショック。

この顛末の詳細は「やられた!! 鳳凰三山 自転車で100名山」にアップしています。 http://jitennsyade100meizan.blog68.fc2.com/blog-entry-11.html


おまけに前輪のスポークが折れているのを発見。


甲府まで引き返し、自転車を駐輪場の柵に3本の鎖でロックして荷物はロッカーに入れて、スポークの折れた前輪を持って、修理の為に東京に向かいました。

御座石のことが起こる迄はイタズラなどは全く心配していなかったが、今回は不安な分かれとなった。

心配ばかりしていては自転車で100名山の旅は続けられない!!

この後も日本の治安と日本人の善意を信じて旅を続けます。

【8月3日】再チャレンジは、

RIMG2382_convert_20090823143158.jpg 甲府駅前の武田信玄像横の駐輪所にデポした自転車と無事の対面からスタートした。

甲府から40キロ走ると山梨県と長野県の県境の国界橋を渡る。

すぐに道の駅蔦木である。1249346462-2009080405260000.jpg

 

 

この道の駅の裏の川岸でキャンプができる。道の駅から河岸まで車で下りられるので、まるでオートキャンプ場を併設した道の駅だ。

トイレと水は道の駅を借用する。昨年の秋にも、この河原を使いましたが客は私一人でした。

おまけに道の駅には温泉まである。この温泉は午後6時を過ぎると入湯代が100円お得の500円日なる。
水は近くの道の駅白州で汲んで行こう。

RIMG2387_convert_20090825063933.jpg レストハウスの入り口前に水汲み場が設えて、日常のコーヒーや炊飯の為に名水をポリタンクに汲みに多くの人がきている。
水は白州、お泊まりは蔦木と言うのがお勧めコースです。

今日は諏訪から岡谷、伊那市、高遠、戸台口と長丁場になります。晴れです。暑くなりそうです。 おわり

 

ps.カメラの日付の設定の不手際から2006年になっているものも有りますが、撮影は2009年です。

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tag : 鳳凰三山御座石鉱泉道の駅蔦木

やられた!!鳳凰三山 自転車で100名山

自転車で100名山を旅していると様々なことに出くわす。自転車のトラブルが心配の第一だが、6年目にして初めての事件をレポートします。


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2009年の自転車で100名山の旅は南北アルプスのダブルヘッダーを狙っているので、関東地方の梅雨明け宣言を待って第一ラウンドの南アルプスに向かった。しかし、好天だったのは最初の二日間だけで、直ぐに梅雨空に舞い戻ってしまった。それでも気象台を信じて登山口の御座石鉱泉までのダートの林道を突破した。


大きな地図で見る




御座石鉱泉のことや、強雨の鳳凰小屋で隣同士にテントを張った京都山岳会の美しい二輪草、雨続きの中でただ一日だけ恵まれた好天の鳳凰三山の縦走、親切な若夫婦がもてなすランプの早川尾根小屋、広河原で言葉を交わした群馬県の女子高の山岳部などの細報は旅から帰ってからアップするとして、今回は6年間の自転車で100名山の旅で初めての経験!!!!とんでもない大ピンチを携帯からレポートします。

『7月23日』広河原から白鳳峠を登り返して御座石鉱泉に無事に下山した。宿の女将さんに下山報告をし、自転車を置かせてもらったお礼を言ってから、トイレ横に立て掛けた自転車と対面した。自転車は青色シートでくるんで、その上に山行計画書をビニール袋に入れたものを張り付けている。自転車に向かって歩きながら観察すると、遠目にはどうやら無事と喜んだ。

…・・・・???  なに ???‥‥…

!!!  パ、パンクしている。  それも、前後共に !!!

5年間にわたり400日をはるかに超えた自転車で100名山の旅で、前後のタイヤが同時にパンクした事は一度も無いし、まして、置いている間に両輪の空気が抜けたことも無かった。……となると、人為的なパンク以外は考えられない。これまでの60座の登山の時には登山口に自転車を置いたが一度も悪戯をされたことは無かった。今回、自転車をデポした場所は鉱泉の駐車場で、女将さんもご主人も、「あそこなら、宿の仕事場からも良く見えるから」と推奨してくれた程の所だった。

パンクを事実として受け入れた上で、更に恐れた事は、ナイフによる切り裂きだった。もし、タイヤに2センチ以上の切り傷が出来ると、そこからチューブが膨れ出て一瞬にパンクするし、チューブそのものも修理のしようが無い。予備のチューブは一本は持っているが、もしも切り裂きジャックなら『万事休す』である。幸いに、御座石から韮崎迄は毎日4本のバスが有るから、JRを乗り継いで甲府市街まで行けるが、使用しているタイヤは特殊なツーリング用だけに甲府の街で入手出来るとは限らない。

不幸中の幸い。タイヤの外観からは切り裂き傷は無い。

チューブを取り出して宿の水槽でチェックすると、まるで釘かキリで突き刺したような小さい穴が空いていた。普通のパンクは接地面に異物が刺さってパンクするのが一番多いが、今回は二本ともチューブの斜め上面に穴がある。正に人為的なパンクの証拠だ。

今回の不幸な経験は、日本の治安の良さと日本人の公徳心の高さに安心しきっていた私の自転車で100名山の旅に大きな衝撃を与えた。ビバークをする時も、余程うさん臭い所でなければイージーに場所を選択してきたが、これからもこの方針が援用出来るかさえ不安になってきた。とにかく、一歩慎重に自転車で100名山を楽しもうと思った次第です。                            おわり

ps.詳しいレポートは、この旅から帰る晩秋以降に大阪労山機関紙「労山ニュース」に投稿の予定です。

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tag : 京都山岳会御座石

いよいよ始まった 2009年 自転車で100名山

7月15日。関東甲信の梅雨明けを待って東京から出発した。

真夏のサイクリングは地獄だ。コンビニを見るとアイス、自販機を見つけるとジュース。1日に3リットルも飲んでいるのにトイレに行きたくない。全部汗になったと思うと、なんだか身体に良くない事をしている気がする。


旅の初めはペースが上がらないのは例年の事だが、それにしても50kmしか走れなかったのはショックだった。毎年持久力が落ちるのは自然の摂理と受け入れざるをえないが、検診で今年初めて悪玉コレステロール値が高く大動脈に動脈硬化の兆候有りと言われたのはこえる。無理をせずに有酸素運動でリカバリーを期待します。 (約2カ月の旅行の後の検診では善玉コレステロールが55から94へほぼ倍増したのには医者も自転車旅行の効果に驚いていた) 

この日は津久井湖の県立公園の大きな屋根の下に銀マットを広げて、シュラフを掛けて寝たが、夜中には寒さが堪らずにテントを張って、テントに入ってからは5時まで熟睡できた。やはり、山の中に来ると、昼の暑さは都会と変わらなくても朝夕は長袖が要る。
今日の走行距離は48,9km。積算登坂高度は159m。

7月16日。今日の目標は国道20で笹子トンネルを越えること。

もうすぐ天下の名勝地 猿橋 と気が緩んだ途端に・・・・・・ありゃりゃ!!

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旅の2日目にして早速のパンク。炎天下での修理になった。

RIMG1828繝懊き繧キ_convert_20090802074841 原因はトラックに追われで路側に寄った時に、2ミリほどの針金が刺さった。

逕サ蜒・21_convert_20090731100753 タイヤとリムに付けたマーカーのお陰でタイヤに刺さった針金を見付けて二次パンクを防ぐことができた。

パンク修理のノウハウはhttp://jitennsyade100meizan.blog68.fc2.com/blog-entry-14.html

 

スリル満点の笹子トンネル

 笹子トンネルは長さ4km、歩道も無い、ぎりぎり二車線でスリル満点。自転車のテールには、暗くなれば自動点灯のランプ2台、大型のフラッシュライトが一台。

自動車のドライバーが明るい道路からトンネルに入ると数秒間は瞳孔が絞られたままで視界が得られない。要するにこの時間は目をつぶって運転しているのと同じ状態になる。トンネル通過で最も恐れるのはこの数秒間である。トンネルに入ってから自動車のドライバーが視界を取り戻す50~100m先までは自転車を必死に漕ぐ。

テールのフラッシュライトと必死の走りで一応、万全の積もりだが後はトラックのドライバーが起きているかが心配ではある。

笹子トンネルに入ってしまうと勾配も緩く楽に走れて、無事に通過。


道の駅:甲斐大和裏の公園:トンネルの音が共鳴するのが玉にキズ 

北側出口の道の駅「甲斐大和」にテントを張ったが

明け方から強い雨になって、1日雨宿りになった。
この東屋は道の駅から短い階段を登ったところで、この小公園にはほとんど人が来ないのでビバークには理想的だが、唯一の欠点は笹子トンネル手前の雪崩シェルターに共鳴する自動車の騒音である。

今日の走行距離は95,5km。積算登坂高度は959m。
連続の登坂にしては距離が延びたのにはホッとした。

おわり

ps.詳しいレポートは、この旅から帰る晩秋以降に大阪労山機関紙「労山ニュース」に投稿の予定です。

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tag : サイクリング笹子トンネル猿橋大和甲斐

山行計画 2009 南アルプス

自転車で100名山で 今年の旅では 何処の若者と友達になれるか楽しみだ!!!!!!

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  自転車旅に焦りは禁物 雨が降ればとことん雨宿り。 その為に日程は決められません。 登山の前後には 大阪府勤労者山岳連盟  このはな山の会 会長に連絡します。 

 行動計画表日程 南アルプス3   

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tag : 南アルプス山行計画

プロフィール

自転車で100名山

Author:自転車で100名山
10年計画で自転車だけで100名山を完登した記録。登山旅は旅程そのものがドラマだ! 定年からの100名山は自転車の旅で楽しもう! 
トムラウシへの道には車輪よりも大きなフキが群れている。

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