南アルプス易老渡への道路事情
自転車で南アルプスをめぐる100名山の旅から帰ってきました。(サムネイル写真はクリックすると拡大します)
この晩夏から秋にかけて、光岳や聖岳へのアプローチに易老渡をご予定の方もお有りかと思いますので現地で得た道路情報をお伝えします。

中央構造線の断層:北川露頭::国道152沿いには観察できる露頭が数か所在る。
国道152は中央構造線が彫り込んだ谷を走っているので周辺には不安定な地盤が多く、特に地蔵峠と青崩峠は地盤変動が激しくて国道が断絶し、その部分を林道で繋いでいます。
地蔵峠の由来のお地蔵さま。
地蔵峠を下り5kmで「上村中・小」の信号、さらに3kmで上島トンネルです。
この写真はトンネルの北側からのものです。トンネルのすぐ北側が上島のバス停で、易老渡への道はバス停横のT字型を西折してスノーシェードを通ってトンネルの上を通過します。
この易老渡への道が通行止(8月17日~11月30日)です。
これらは何れもトンネルの北側の道標です。右の写真の「登山者カード提出所、案内所 800m先」とある”レストラン梨元ていしゃば”の南隣のバス停・本谷口のことです。
トンネルを南に抜けた所のレストラン“梨元ていしゃば”の主人の話によると、「林道の崩落が大規模で、修復するには巨額の工事費が要るから、将来も修復は出来ない」との見通しでしたが・・・・・・・・・・・。
南に5kmほどの道の駅“遠山郷”(温泉がある)に併設された飯田市の案内所で、レストランの主人の意見を確認すると「改修工事は予定期間で完了し、その後は通行できる」そうだ。

工事期間中はトンネルから北に3kmの「上村中・小」の信号から東に入り、中立、上中根を経て本村で林道御池山線に入ることになります。
また、Touring Mapple などの道路地図では易老渡への道として、屋敷集落や本村などを通らずに遠山川に沿って北又渡までの道が表示されたものがありますが、”梨元ていしゃば”の主人によると、この道は途中で行き止まりになっているそうです。
出かける前には飯田市にご確認ください。
おわり