33- 知床五湖
9月17日(水)
起床 5:00 快晴 10度
大雪の旭岳が初冠雪した。北海道に寒波が入ってきたのだ。余り寒くなる前に知床峠を超えておきたい。
今日も若者達が出発して行く。本当に気持ちの良い若者だった。茨城県の会社員N君へ Have a nice life!!
出発 8:10 快晴 16度
知床五湖に行く。
以前来た時はコースに熊が居るので高架木道の一湖だけしか行けなかったので、今回は他の湖も見たいと思う。
知床峠との分岐点になる知床自然センターに9時27分 6.9㎞ 標高150m。
岩尾別ユースホステル 9時:45分 11.3㎞ 標高20m。
ユースホステルの前の岩尾別川にはサケの孵化場が有る関係か遡上するサケが多く、そのサケを狙って熊が川沿いによく現れるのでシーズンには多くのカメラマンがやって来るので有名な所だ。今年は未だサケの姿は無かった。
最高点の175mから一度、20mの岩尾別川まっで下ってから再び登り道になる。

孵化場の沖を大型観光船が通っていた。

五湖自然センター 10時35分着 16.28㎞ 242m。
釧路から1日で160㎞を走ってきた若者のももは見るからにスポーツマンだった。

環境庁が管轄する利用調整区域は全国に2ヶ所ある。その一つが知床半島で、もう一つは奈良県の西大台ケ原である。西大台ケ原に入るには厳密な申請を要して気楽にトレッキング出来ろ状況には無い。ここ知床では管理業務を民間に委託することで比較的容易にトレッキングできる。この管理区域に入域する申請料250円を払って許可証を貰い、10分ほどのレクチャーを聴いてからソースに入る。
食料や水以外の飲み物は熊を誘引する原因になるので持込は厳禁だ。
許可書と一緒にもらう小冊子には、許可証を提示して知床周辺の街で割引が使えつ一覧表が付いている。例えば、昨日乗船した観光船おーろら号は6500円の料金の10%匹になる。残念、先に五湖に来るべきだった。

五湖から四湖、三湖と回る。ルートは厳重に管理されていて逆回りは出来ない。
三湖には羅臼岳の姿が写り込んでいた。

一湖の高架木道は何の手続きも不要で見物できるので一飯観光客で賑わっている。

一周してセンターに戻ってきたのは13時だった。
知床五湖に至る幹線道路には自家用車は勿論観光バスも始終通る。その路肩にキタキツネが寝そべっている。今までの経験ではキタキツネは臆病で人が見えると草ヤブに飛び込んで姿を消してしまうが、ここのキタキツネは人馴れしている。この状態は野生動物にとっても人間にとっても非常に不幸なことだ。誰かが車窓から餌を投げ与えたので結果として「餌付け」されてしまったのだ。誰かが車窓から餌を投げ与えてくれないか只管待のポーズだ。
キタキツネが餌付けされ、エゾシカが餌付けされ、その延長上にヒグマの餌付けが起こってしまうのだ。
人や車を恐れないキタキツネは道路で自動車に轢かれて死ぬ現象が起こる。ヒグマが人間から餌を奪おうとして人身事故を起こすと間違いなく射殺される。可愛がる積りで与えた小さなお菓子の一片が貴重な野生動物の命を奪うのだ。
翌日(9月18日)知床自然センターのスタッフによると、昨日、この道で自転車旅行者がヒグマに追いかけられる事故が二度起こってる。この状態が続けばこのヒグマを除去(射殺)することになるだろう、ということだった。人によって餌付けされたヒグマは最終的には人によって殺される事になる。


知床自然センター辺りから雨が降り出した。
ウトロの街に戻ったのは14時30分。31.9㎞。
野営場に帰る頃には本降りになった。
11年前は翌日にはもう一度坂道を登り直して羅臼岳に登山した。その翌日にはダートを走ってカムイワッカ湯の滝に行ってホロ温い滝の壺に入った。今年はこんな芸当はもう出来そうに無い。
明日は知床峠を越えよう。
起床 5:00 快晴 10度
大雪の旭岳が初冠雪した。北海道に寒波が入ってきたのだ。余り寒くなる前に知床峠を超えておきたい。
今日も若者達が出発して行く。本当に気持ちの良い若者だった。茨城県の会社員N君へ Have a nice life!!
出発 8:10 快晴 16度
知床五湖に行く。
以前来た時はコースに熊が居るので高架木道の一湖だけしか行けなかったので、今回は他の湖も見たいと思う。
知床峠との分岐点になる知床自然センターに9時27分 6.9㎞ 標高150m。
岩尾別ユースホステル 9時:45分 11.3㎞ 標高20m。
ユースホステルの前の岩尾別川にはサケの孵化場が有る関係か遡上するサケが多く、そのサケを狙って熊が川沿いによく現れるのでシーズンには多くのカメラマンがやって来るので有名な所だ。今年は未だサケの姿は無かった。
最高点の175mから一度、20mの岩尾別川まっで下ってから再び登り道になる。

孵化場の沖を大型観光船が通っていた。

五湖自然センター 10時35分着 16.28㎞ 242m。
釧路から1日で160㎞を走ってきた若者のももは見るからにスポーツマンだった。

環境庁が管轄する利用調整区域は全国に2ヶ所ある。その一つが知床半島で、もう一つは奈良県の西大台ケ原である。西大台ケ原に入るには厳密な申請を要して気楽にトレッキング出来ろ状況には無い。ここ知床では管理業務を民間に委託することで比較的容易にトレッキングできる。この管理区域に入域する申請料250円を払って許可証を貰い、10分ほどのレクチャーを聴いてからソースに入る。
食料や水以外の飲み物は熊を誘引する原因になるので持込は厳禁だ。
許可書と一緒にもらう小冊子には、許可証を提示して知床周辺の街で割引が使えつ一覧表が付いている。例えば、昨日乗船した観光船おーろら号は6500円の料金の10%匹になる。残念、先に五湖に来るべきだった。

五湖から四湖、三湖と回る。ルートは厳重に管理されていて逆回りは出来ない。
三湖には羅臼岳の姿が写り込んでいた。

一湖の高架木道は何の手続きも不要で見物できるので一飯観光客で賑わっている。

一周してセンターに戻ってきたのは13時だった。
知床五湖に至る幹線道路には自家用車は勿論観光バスも始終通る。その路肩にキタキツネが寝そべっている。今までの経験ではキタキツネは臆病で人が見えると草ヤブに飛び込んで姿を消してしまうが、ここのキタキツネは人馴れしている。この状態は野生動物にとっても人間にとっても非常に不幸なことだ。誰かが車窓から餌を投げ与えたので結果として「餌付け」されてしまったのだ。誰かが車窓から餌を投げ与えてくれないか只管待のポーズだ。
キタキツネが餌付けされ、エゾシカが餌付けされ、その延長上にヒグマの餌付けが起こってしまうのだ。
人や車を恐れないキタキツネは道路で自動車に轢かれて死ぬ現象が起こる。ヒグマが人間から餌を奪おうとして人身事故を起こすと間違いなく射殺される。可愛がる積りで与えた小さなお菓子の一片が貴重な野生動物の命を奪うのだ。
翌日(9月18日)知床自然センターのスタッフによると、昨日、この道で自転車旅行者がヒグマに追いかけられる事故が二度起こってる。この状態が続けばこのヒグマを除去(射殺)することになるだろう、ということだった。人によって餌付けされたヒグマは最終的には人によって殺される事になる。


知床自然センター辺りから雨が降り出した。
ウトロの街に戻ったのは14時30分。31.9㎞。
野営場に帰る頃には本降りになった。
11年前は翌日にはもう一度坂道を登り直して羅臼岳に登山した。その翌日にはダートを走ってカムイワッカ湯の滝に行ってホロ温い滝の壺に入った。今年はこんな芸当はもう出来そうに無い。
明日は知床峠を越えよう。
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