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25日目 やっと降り出した?

9月11日 金曜日

 朝からお陽さんは出ているし、出るか留まるか! 悩ましいところだ。網走までは70km程なので今日中には行ける距離だ。局留めで送って貰った荷物を早く受け取りたいが、ここでうかつに網走まで行っても適当な泊まる所が見つからないのだ。
 その様な言い訳の果てに連泊となった。



 ここ計呂地駅は網走と湧別を繋いだ網湧線の駅だった。
 昭和10年から昭和62年までの短い期間だったが寒冷地の北海道の発展に貢献した。



 網湧線の線路も大部分撤去されたが鉄橋などは所々に残っている。





 計呂地駅の周囲のレールも撤去されたが駅舎の周りだけは残された。
 
 昭和62年に最終列車をみおくってから28年。







その後の時間の流れを厳然と知らしめるのはレールの間に芽生えた白樺だった。





 もう何年かすると、白樺はレールを押しのけて枕木も朽ちさせて計呂地駅という名前だけが言い伝えられるのだろう。



 午後の4時ころから小さな雨が降り出した。やっと、今日の決定が正しかった事が証明されたようでホットした。
 明日は出発出来るだろうか。
 



 夕方になって、若い女性が駅長さんの家に入ってきた。この駅長さんの家も鉄道遺構なので半解放状態にあるので道行く旅人が見学に寄る事が有る。
 若者たちとは話が合ったので宿泊すると思いきや帰ってしまった。ものの30分もするとスーパーの手提げ袋に一杯の食料を携えて戻って来た。今度こそ、今夜は泊まるのかと若者達のボルテージが上がったが荷物を置いて帰ってしまった。

 プレゼントは大きなキャベツ、タマゴ、ミンチ肉と二袋の味付け用のレトルト。旅をしていると新鮮な野菜に飢えるのは誰しも同じなので、これには全員が大喜び。

 早速、キャベツを刻もうとすると、若者の一人が、見事な手際でバッサバッサと処理をした。仕出屋でのバイト経験が生きたそうだ。

 山のようなキャベツからは肉炒めとタマゴ炒めが完成。





 定法通り手を合わせて、頂きま~~す。
 左側が腕を振るったコックさん。





 その後は禿鷹状態となって、肉炒めは完食。





 若者達との楽しい雨宿り合宿だった。
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自転車で100名山

Author:自転車で100名山
10年計画で自転車だけで100名山を完登した記録。登山旅は旅程そのものがドラマだ! 定年からの100名山は自転車の旅で楽しもう! 
トムラウシへの道には車輪よりも大きなフキが群れている。

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