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猫に お接待

しまなみ海道を渡って四国に入りました。
今治城のお堀に面した東屋がこの夜のホテルです。目の前にはライトアップされた真っ白い天守閣が昼間以上に存在感を魅せます。櫓の一つには堀の水面に反射させた光を当てて、壁面に微妙な模様が揺れ動きます。
今治城の堀は海水が引き込まれる設計がされたと聞いたことがあります。築城当時はともかく、今では完全に町中に取り込まれてしまったお堀は海に繋がっているのか?と懐疑的でしたが、明け方になるとボラがハイジャンプするパシャン、パシャンという水音が響きます。やはり、お堀は不思議な水路によって今も海に繋がっているのでしょう。

話の本題です。
東屋のテーブルでコンビニ弁当の晩飯を食べていると猫が寄って来ます。私は元来、鳩や猫に餌を遣ることは反対です。従って、知らぬ顔で飯を終えて寛いでいると、バイクに 乗って同年輩の男性がやってきて、猫に餌を与え始めました。一つの食器には餌を、もう一つ容器には水を入れました。
私は喉から出そうな餌やり反対を押さえて見ていました。「白ちゃんは今日は何処へ行った。来ないのか」と黒猫に優しく話し掛けています。
猫の世話が終わって私の荷物満載の自転車旅行の話の合間に、5km程離れた自宅から日に二回、餌やりに来る。そして、猫が食べ終る2時間後に食器と食べ散らかしを片付けにふた再び来る、と話された。話をしている今の時刻は既に9時近い、そうすると片付けの時間は11時、もう夜中に近い。そんな時間に猫の食い散らかしを片付ける為だけに5kmをバイクを走らせて来れるものだろうか、それも年中、と懐疑的に聴いていた。
そして翌朝、果して自転車のハンドルに、コンビニおにぎりと手紙が入った袋がぶらさげられていた。手紙には、良く今治に来てくれた、と温かい言葉が繋がって綴られていた。東屋で小一時間話した他人にお茶とおにぎりを贈るのもお接待なのだと納得して有難く頂いた。

そして翌朝、鳩に餌を与える若い夫婦連れがいた。東京でなら、きっと問題になる風景だ。しかし、ここは四国、お大師さんの「お四国」、旅人の私に「良く来てくれました」 「良いご縁をありがとうございました」と心底言えるお四国の人の心には、旅人にも猫にも鳩にも区別の無いお接待だと納得した。
楽しい四国の旅が始まった。先ずは、石鎚山。続いて剣山に 登る。
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テーマ : 自転車
ジャンル : 趣味・実用

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自転車で100名山

Author:自転車で100名山
10年計画で自転車だけで100名山を完登した記録。登山旅は旅程そのものがドラマだ! 定年からの100名山は自転車の旅で楽しもう! 
トムラウシへの道には車輪よりも大きなフキが群れている。

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